妊娠初期から出産までの流れやトラブル

出産の流れ

出産は大きく3つの段階に分けられます。出産の流れ・進み方をマスターしましょう。

分娩第Ⅰ期

準備期

かかる時間
初産で6~10時間。
子宮口
0~3㎝
陣痛
収縮の間隔8~10分ぐらい、1回の収縮30~60秒。
※痛みはそれほどではありません。
赤ちゃん
赤ちゃんはママの体に対して横向きになり、骨盤の中に入ってきます。このとき、手足を縮めて体を丸め、あごを胸に付ける姿勢。
によりさまざまな不快症状が起こる。
ママ
●陣痛が10分間隔になったら、病院へ連絡。それまでは、自宅でリラックスして過ごします。
●病院に着いたら、検査を受けて病室に移ります。
●余裕があるようなら、食事や睡眠をとっておきましょう。
スタッフ
●問診、血圧や体温を測定する。
●内診で、子宮口の開きぐあいや赤ちゃんの下がりぐあいをチェック。
●赤ちゃんの位置や向きを調べるために、おなかの触診や超音波検査をすることもあります。
●分娩監視装置を着けて、赤ちゃんの心音や子宮の収縮の様子を確認。

進行期

かかる時間
初産で5~7時間。
子宮口
4~7㎝
陣痛
収縮の間隔5~6分ぐらい、1回の収縮45~60秒。
※痛みがだんだん強くなってきます。
赤ちゃん
赤ちゃんは、ママの骨盤のカーブに合わせ、体の向きを変えながら、少しずつ下りてきます。
ママ
●痛みを呼吸法で逃します。
●おなかが痛くなる人、腰がくだけるように痛くなる人、気持ち悪くなる人など、さまざま。
●陣痛室がある病院では、移動も。
●自分が楽だなと感じる姿勢をあれこれ試してみましょう。
●パパや家族など、まわりの人にマッサージしてもらっても。
スタッフ
●スタッフが呼吸法を指導してくれます。
●ママの様子をたびたびチェックし、お産の経過を見守ります。

移行期

かかる時間
初産で30分~1時間。
子宮口
8~10㎝
陣痛
収縮の間隔2~3分ぐらい、1回の収縮60~90秒。
※痛みはいちばんつらい時期です。
赤ちゃん
引き続き、向きを変えながら進み、子宮ロが全開大になるころには、赤ちゃんはママの背中側に顔を向けています。
ママ
●陣痛はひっきりなしにやってきて、いちばんつらい時期。
●いきみたい気持ちも加わってきますが、子宮口が全開大になるまでは、うまく逃して、我慢します。
●いきみを逃すには、肛門を掘りこぶしで圧迫してもらいましょう。
●呼吸法は「ヒッ、ヒッ、フー、ウン」。「ウン」のところで、軽くおなかに力を入れ、いきみを逃します。
●たいていの場合は、子宮口が全開大になるころ、破水が起こります。
●手足がしびれることもあります。
●子宮口が全開近くなったら、いよいよ分娩室へ移動します。
スタッフ
●引き続き、陣痛の強さや子宮口の開きぐあい、赤ちゃんの下りぐあいなどをチェックします。
●スタッフが呼吸法を指導してくれます。パニックになりそうなときは、スタッフのあとについて、言われるまま行ってみましょう。
●排尿やシャワーをすすめられることも。
●病院によっては、浣腸や剃毛を行うところもあります。

分娩第Ⅱ期

娩出期

かかる時間
初産で30分~2時間。
子宮口
10㎝
陣痛
収縮の間隔1~2分ぐらい、1回の収縮60~90秒。
※痛みの合間がほとんどなくなります。
赤ちゃん
①産道のカーブに合わせて、赤ちゃんは頭を上げてあごをそらせます。陣痛に合わせて、赤ちゃんの頭が見えたり隠れたりします(排臨)。
②まず、頭が出ると、今度は体を横向きに変えて、肩を出します。後は、胴体、足とスムーズに出てきます。
ママ
●子宮口が全開大になって、いきみたい感じが強くなったら、いきんでもOKです。
●陣痛と陣痛の合間はとても短くなりますが、少しの間であっても体の力を抜いてリラックスします。
●陣痛の合間は、赤ちゃんにたっぷり酸素をあげるつもりで、深呼吸をします。
●太ももや会陰のあたりにできるだけ力を入れないようにします。
●助産師さんの「いきんでみましょう」の指示に合わせて、いきみます。
●いきむときは、あごを引いて、目を開け、おへそを見るような感じで。
●肛門に神経を集中させ、いきみます。
●赤ちゃんの頭がみえたままの状態(発露)になったら、短い呼吸(短促呼吸)に変えます。
●できるだけ体の力を抜いて「ハッ、ハッ、ハッ、ハッ」と繰り返します。
スタッフ
●「はい、いきみましょう」「はい、ストップして」など、スタッフが指示を出してくれます。
●陣痛の合間はできるだけリラックスできるよう、指導してくれます。
●鏡で赤ちゃんの頭を見せてくれるところもあります。また、手で赤ちゃんの顔に触れさせてくれることもあります。
●必要に応じて、導尿をします。
●会陰切開をすることもあります。
●短い呼吸をするよう、ママに指示を出してくれます。
●生まれた赤ちゃんの顔や頭をふき、口や鼻にたまった羊水を吸引します。

分娩第Ⅲ期

後産期

かかる時間
初産で5~30分。
赤ちゃん
赤ちゃんはきれいにふかれ、健康状態をチェックした後、へその緒が切られます。
ママ
●赤ちゃんの誕生後、再び軽い子宮収縮があり、胎盤が子宮壁からはがれて出てきます。
●赤ちゃんを抱かせてもらえます。
●お産後、2時間くらいは、そのまま分娩室で様子を見ます。
●出血がなくなれば、お産は無事終了です。
スタッフ
●ママと赤ちゃんをつないでいたへその緒を切ります。
●外陰部と産道の様子を確認し、外陰部の消毒をします。
●脈拍や血圧を測定します。
●赤ちゃんの体を測定したり、チェックしたりします。

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