妊娠初期から出産までの流れやトラブル

出産時のママと赤ちゃん

ママのいきみに押し出されながら、赤ちゃんは体を回旋させて産道を通過。最後に体を横にひねって両肩を出します。赤ちゃん誕生後に後陣痛がきて、今度は胎盤など不要になったものを排出します。これを「後産」と呼びます。

出産時の赤ちゃん

「排臨」と「発露」

赤ちゃんは体を回旋させながら、産道を上手に通り抜けてきます。産道を出るとき、赤ちゃんの体はママの背中側を向いていて、産道の角度に合わせてあごを上げながら、まず頭から出てきます。ママが陣痛に合わせていきみはじめると、そのたびに赤ちゃんの頭が見え隠れするようになります。これを「排臨」といいます。さらに進むと、頭が見えたまま戻らない「発露」という状態になります。

赤ちゃんの誕生・図解

産後の赤ちゃん

誕生後の赤ちゃんは、顔や全身をガーゼできれいにふき取られ、気道に入った羊水を鼻や口から吸引しながら、へその緒をカットします。保温ベッドに移動し、沐浴や身体測定、心音のチェック等の検査を受けます。

羊水の吸引 沐浴 検査
今まで羊水の中にいた赤ちゃんは、気道の中に羊水がたまっていることもあります。肺呼吸のじゃまになるので、カテーテルを入れて吸い出します。 体についた汚れをふき取ったり、沐浴したりします。体に白いクリーム状の胎脂がこびりついていますが、無理にこすり落とすことはしません。 身長や体重、心音などの基本的な検査のほか、筋肉の緊張度や反射性、肌の色を確認します。また視診や触診で全身の健康状態をチェックします。

出産時のママ

後産」について

発露の状態になったら、いきむのをやめます。赤ちゃんが体をひねって両肩を出すと、あとは自然に全身がすっぽり抜け出るので、助産師さんにまかせます。へその緒の赤ちゃんに近い部分をクリップで留めてカットします。赤ちゃん誕生後にまた陣痛がきて、今度は胎盤など不要になったものを排出します。これを「後産」と呼びます。

後産・図解

「後陣痛」とは

出産のあと、軽い陣痛のようなものを感じることがあり、これを「後陣痛」と呼んでいます。本来、それほど痛いものではありませんが、出産のあとに飲む、子宮を収縮させる薬のせいで痛みが起こります。たいてい、出産当日かその翌日までにおさまりますが、1週間程度続く場合もあります。また、いったんおさまっていたかに思えた痛みが、産後3~4日たって、再び痛みだしたり、周期的に痛みが続くこともあります。
この痛みは、妊娠中に大きくなった子宮を、急速に妊娠前の体に戻そうとして、子宮が収縮を繰り返すことによるものです。さらに、授乳時に乳首が刺激を受けることで、子宮収縮を強めるホルモンが分泌され、痛みが加わります。

産後のママ

赤ちゃんが誕生し、胎盤などが排出された後、子宮内に胎盤や卵膜が残っていないかを確認します。会陰の縫合や出血の具合のチェックし、血圧測定などの検査を受けたら、そのまま2時間ほど分娩台で安静にします。この後続く後陣痛は、子宮が元に戻ろうと収縮する痛みです。産後の出血を止める働きもあります。痛みは弱く、たいてい翌日には治まります。

胎盤の処理 会陰縫合 2時間の安静
子宮が自然に収縮する後陣痛とともに、胎盤など子宮の中の不要物が大量に出てきます。内診や触診で子宮に何も残っていないか確認します。 局所麻酔をして・会陰が裂けたり切開した部分を縫合します。同時に、外陰部や産道の傷の具合をチェックし、感染予防のために消毒します。 脈拍や血圧を測定した後、大量出血などのトラブルにそなえて、産後2時間は分娩台の上で静かに休みます。その後、問題がなければ、病室へ移動します。

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