妊娠初期から出産までの流れやトラブル

ペットについて


ペットにはトキソプラズマという原虫が寄生しており、ふんや抗体(免疫)のない妊婦が感染すると、まれに水頭症の赤ちゃんが生まれることがあります。ただ、できるだけ清潔を保つよう気を付けていれば、今までどおり一緒でも大丈夫です。

妊娠中のペットについて

ペットは飼い続けても大丈夫!

ペットにはトキソプラズマという原虫が寄生しており、ふんや唾液を通じて人体に感染します。抗体(免疫)のない妊婦が感染すると、まれに水頭症の赤ちゃんが生まれることがあります。しかし、ほとんどの妊婦はすでに抗体を持っているので実際にはほとんど起こっておらず、発生率は33万分の1といわれるほどです。妊娠して仕事を辞め、日中はひとりきりで家にいるような場合や、ストレスや不安でいっぱいになっている場合などでは、ペットがもたらしてくれる安らぎ効果のほうがかえって大きいといえるでしょう。

ペットとトキソプラズマ

心配なら抗体検査を受ける

ペットを飼っていて心配なら、妊娠の初期に内科や産婦人科で、抗体検査を受けましょう。最近では妊娠初期に行われる検査から、トキソプラズマの抗体検査ははずされている場合がほとんどです。
抗体がマイナスに出た場合には、すぐにペットを遠ざけるか、遠ざけることができない場合は、ふんの世話を人に頼んだり、始末したあと手を洗ったりして注意します。もちろん、口移しでエサを与えることは厳禁です。

ペットの清潔を保つように…

妊娠中のペットは清潔に
室内でペットを飼っている場合に気になるのは、ダニやノミの被害のほうです。これは妊娠中にかぎったことではありませんが、産後は、肌の敏感な赤ちゃんも一緒に暮らすことになるので、より注意を払う必要があります。また、産後、お母さんが赤ちゃんのことばかり気にかけるようになると、ペットが焼きもちを焼くこともあります。家族と連携を取りながら、今までどおり関心を向けてあげてください。